北 海 道 炭 鉱 資 料 総 覧 |
幕末から昭和の30年代まで、暖房・調理、発電、汽車、船舶とあらゆる方面で活躍した日本のエネルギーは石炭であったと言える。国内で炭鉱のあった地域は、北海道、関東、九州である。エネルギー転換が行われ、これらの地域から北海道の1社を残して全て無くなった。
空知地方史研究協議会は、その名の通り、北海道14支庁の一つ・空知支庁管内の郷土史を対象としてきた。根室支庁以外の13支庁には産炭地があった。その中でも空知は最大である。空知は「炭鉱と農業」の地域であった。炭鉱は、本会でも文化財シリーズでも取り上げ、最近では、空知の炭鉱変遷図を出版した。この元データーは、今回同様、内田大和氏の資料である。この時、編集委員の中に「次は、道内炭鉱を」という声が挙がった。本会としては、空知から外れることに躊躇があった。
それから4年、せめて全道の炭鉱の名前だけでも網羅したいという本会会員の気持ちと内田氏の気持ちが通じたのか、氏の40年にわたる調査の集大成「北海道炭鉱資料総覧」を刊行できることとなった。新聞記事、市町村史、炭鉱会社史などなど多くの炭鉱関係資料を読破しまとめたのが、この本である。 (編集後記より)
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難有うございました。平成21年3月28日北海道新聞朝刊に掲載した戴きましたら、二日で完売となりました。
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目 次 |
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口絵写真 |
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刊行のことば |
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T 北海道の炭砿 |
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北海道の炭鉱と炭田の分布図を掲載しました |
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炭田分布図 |
U 炭田概説 |
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道内を4炭田群に分けて、その特色を述べました |
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1 石狩炭田群 |
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2 道北炭田群 |
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3 道西炭田群 |
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4 道東炭田群 |
V 炭砿用語解説 |
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炭鉱で使う用語の解説です |
W 内田大和と炭鉱資料 |
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1 内田大和と炭鉱資料 |
編著者内田大和氏の炭鉱資料についての概説です |
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2 北海道の炭砿閉山状況 |
炭鉱の閉山状況と石炭産業の斜陽についての一寸詳しい解説です |
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3 石炭鉱業の終章 |
X 炭田資料一覧 |
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各炭田群毎の炭鉱会社のデーターです。
目次に掲載の炭鉱会社は850を越えます。
大手炭砿のデーターは掲載していませんが、関連会社を纏めました。
創業以来、危機管理がしっかりなされ、重大事故がなかった会社の組織です。 |
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1 炭田群別炭砿 目次 |
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2 石狩炭田群 |
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3 道北炭田群 |
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4 道西炭田群 |
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5 道東炭田群 |
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6 大手炭砿関連炭砿名 |
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(参考)一炭鉱会社の組織 |
Y 附図 炭砿変遷図の利用について |
炭田群毎の炭鉱会社の盛衰を表にしました |
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石狩炭田群変遷図 |
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道北炭田群変遷図 |
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道西炭田群変遷図 |
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道東炭田群変遷図 |
編集後記 |
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A4版460頁
変遷表12枚
厚さ 22mm
頒布価格 3,000円(税込)
送料 500円(1冊)
CD版 4,500円
(1枚 税送料込) |